(left to light)Lisa,Kazuhiro Miyatake,Chihiro Fijioka at 1997 Shibuya
ようこそ
BBSなどを覗いていると、プログレファンの中には
ある形に随分とこだわるひともいるようですね。
もちろん悪いとは思いません。リスナーとしての私は
ただ好き嫌いだけで聴いていますから。
でもやる方の私はプログレッシブであることを
第一と考えています。
音楽家は昨日の自分を再現しようとするようになったら
おしまいだ、と思っています。
例えば、「遠い景色」の中の遠い景色は
わたしがひとりで、しかも声だけでプログレッシブにやる、
というのが、密かな決意でした。
プロデューサーの意向もあって他はカバー曲になりましたが
それでもそれぞれの曲の中で、何か新しい試みを、と思いながら
アレンジし工夫しながら歌ったものです。力不足は否めませんが。
そういう気持ちは他人が気付いても気付かなくても、
しっかりと持ち続けるべし、と思っています。
それでも毎日のように歌っていると、自分の中に見えない形が
あらわれて来て、その形をなぞろうとする自分も出て来ます。
それをいかに美しく壊し続けるか。
永遠のテーマですね。
なまけものの私が生意気な言葉を吐いてしまいましたが、
そんな訳で自分がこれから何処へ流れてゆくのか
さっぱりわかりませんが、よろしくおつき合いください。
★大木 理紗